印刷プリントと印画紙プリントの違い

このごろウェブサイトからのお問い合わせが増え
メールで色々なご質問を受けるようになりました。

そんななか

きっと多くの人が疑問に思うこと
予想もしなかったちょっと面白い質問など

共有できた方が良いと思うことをブログにUPすることにしました☆

今回のご質問は

>印刷と印画紙のプリントはどう違うのですか?

というもの。

お答えします(^ ^)




まず印刷プリントというのは、紙にインクで像を描くもの。
自宅でできるインクジェットプリンターでの印刷や
業者に頼むオフセット印刷、オンデマンド印刷など。

これに対し、印画紙プリントというのは
写真用の特殊な薬剤(感光剤)を塗った紙(=印画紙)に光を当てて
像を紙に焼き付ける、いわゆる写真特有のプリントのこと。
簡単にいうと、いわゆる「生写真」=印画紙プリントです。

そして印画紙プリントには
お店等で機械を使って自動的にプリントするもの(=機械焼きプリント)と
暗室で1枚づつ手仕事でプリントするもの(=手焼きプリント)があります。

さて、印刷プリントと印画紙プリントの違いですが、
写真によって明らかだったり、正直そんなに差が分からなかったりもします。

どう違って見えるか、どっちが良く見えるかなども
その写真ごと、又、見る人の感性によっても様々でしょう。

ただ、「紙の表面にインク(色)を乗せる」印刷プリントよりも
「紙そのものを感光させる」印画紙プリントの方が
性質上、描写に奥行きがあり、写真独特の「味」を感じやすいのは事実。
特に、大判の引きのばしプリントにすると
その違いは、より明瞭になってくると思います。

また、「印刷の紙」と「印画紙」とでは「紙」そのものの質感も
ずいぶん違ったりします。

そうした印刷プリントと印画紙プリントの違いや
それぞれの特性を活かして
双方を使い分けることも可能です☆

たとえば私の場合、

ディテールを織り交ぜたウェディング写真集を作るには
印画紙の規格サイズにとらわれず自由にデザインがしやすかったり、
薄手の紙質のため沢山のページ数が作りやすいという点で、印刷プリントを利用
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1枚の写真を大きく引き伸ばす場合には、紙の質感や手ざわりも含め、
写真本来の味わい、重厚な存在感が引き立つ印画紙プリントを利用
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さらに、ごく個人的なこだわりから
モノクロに関しては手焼きの印画紙プリントも
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(ちなみに、作者自身が一枚一枚プリントし制作ナンバーとサインの直筆を入れた
限定作品のことをヴィンテージプリントといいます。)
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というふうに、それぞれのプリントを使い分けています♪

私たちフォトグラファーは、
自分たちの撮影したイメージを、最良のプリントという形にして
お客さまに提供したり、
作品として展示するよう努めています。

その部分の「個性」にも着目していただけると
ウェディングフォトをより一層、深いものに感じていただけるのではないでしょうか。


*とはいえ、プリントの質感はネット上では伝わりづらいので
是非お打ち合わせや作品展で実物を見て体験してくださいね(^_-)


by 渡辺未知 as MichiPhotography

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by michiphotography | 2012-04-12 18:34 | Michiphoto的こだわり  

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